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脊椎圧迫骨折の新しい治療法 - BKP治療法【バルーン カイフォプラスティ】

  • 石田医師

  • 坂本

Balloon Kyphoplasty【バルーン カイフォプラスティ】(略して「BKP」と呼ばれています)は、1990年代にアメリカで開発された、新しい治療法です。
日本ではバルーン椎体形成術とも呼ばれています。


新しい治療法なのですね。保険は使えますか。


この治療法は、世界で80万件以上の脊椎圧迫骨折に対して行われています。日本でも治験を行い、その安全性と有効性が確認され、2010年2月に厚生労働省の承認を得、2011年1月より公的保険が適用されるようになりました。


脊椎圧迫骨折とはどのような病気ですか?


「脊椎圧迫骨折」とは、せぼね(脊椎)が、押しつぶされるように変形してしまう骨折です。 最近は骨粗しょう症性椎体骨折とも言われます。脊椎圧迫骨折の主な原因は「骨粗しょう症」です。

脊椎圧迫骨折
脊椎圧迫骨折


骨粗しょう症になったらどのような時に脊椎圧迫骨折になりますか?



尻もちをつく

くしゃみをする

重いものを持ち上げる

体をひねる

ちょっとしたきっかけで、椎体がつぶれる(骨折する)ことがあります。


脊椎圧迫骨折の症状はどのようなものですか?


脊椎圧迫骨折は、寝返りをうつ時や、起き上がる時、体動時等に痛みが出ることが特徴です。安静にしていると痛みが少ないので、従来は“年のせいだから”とあきらめられていたり、見過ごされていることが少なからずありました。


骨折した患者さんのなかには、痛みを感じない人が多くいますが、およそ3人に1人は、骨折時に背中や腰に激しい痛みを感じるといわれています。痛みは、安静にしていると治まることもありますが、それだけではつぶれた椎体は元の形には戻りません。
つぶれた椎体をそのままほうっておくと、せぼね全体のバランスが崩れていき、他の椎体にかかる負担が大きくなります。そのため、せぼねがひとつ折れると、1年以内に次の骨折が発生しやすいという研究結果があります。(Lindsay 2001JAMA)


今までの脊椎圧迫骨折はどのような治療方法だったのでしょうか?


保存的療法があります。
コルセットやギプスを装着したり、ベッドの上で安静にしたりします。
また、痛み止めや、骨粗しょう症のお薬を使用します。
コルセットを巻いたまま生活する必要があるため日常の活動が制限され、長期の入院が必要になることがあります。
また、長期間、ベッドの上で安静を保っていると御高齢の方では著しい筋力低下や見当識障害が発生することもあります。


外科的療法として手術で固定します。
手術によって骨を移植したり、金属製のねじや棒で骨を固定します。
手術の際には、通常入院が必要となり、リハビリも必要になります。


「BKP」とはどんな治療法ですか?


脊椎圧迫骨折によってつぶれてしまった椎体を、骨折前の形に近づけ、椎体を安定させ、痛みをやわらげる治療法です。BKP治療には、バルーン(風船)状の手術器具や医療用の充填剤(骨セメント)を使用します。


手術の痕はどの程度残りますか?手術時間はどのくらいかかりますか。入院期間とかは?


短時間の手術(約1時間以内)です。傷口は、1㎝程度(背中に2箇所)手術は、全身麻酔でうつ伏せに寝た状態です。レントゲンの透視装置を使用します。通常この手術の為だけに長く入院する必要はありません。


手術痕です


手術でどのような効果がありますか?


痛みの早期軽減や生活の質(QOL)向上、つぶれた骨を骨折前の形に近づけるなどあります。


どのような人が手術を受けられますか?


骨粗しょう症による脊椎圧迫骨折であること、なおかつ 十分な保存的治療でも痛みが改善されない方が対象です。
ただし、骨折した骨の数形、全身の健康状態によっては対象とならない患者さんもいます。


北新病院で手術しましたBKP、手術後のレントゲン写真を表示します。ご参考にしてください。


正面

側面



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特定医療法人 朋仁会  北新病院

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